SCM伝送における4光波混合の影響

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概要

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光加入者網においては、従来の通信サービスに加えCATVサービスやVideo-on-demandサービスを同時に提供するアクセス系光伝送方式の実現が望まれている。そのための手段として波長多重(WDM)伝送方式は、サービスの追加に対する拡張性や線路設備の共用による経済性に優れている。この場合、SCM伝送技術をWDM伝送技術と併用することにより、多チャネル映像の提供や、ユーザ多重による伝送帯域の効率的な利用を行うことができる。しかし、WDM伝送を光ファイバの零分散波長付近で行う場合、ファイバ内での4光波混合(FWM)による波長間クロストークが生じるため、光送信電力は制限される。本稿では、帯域利用効率が高く、ディジタル圧縮映像信号の変復調形式として期待されるQAM信号を用いたSCM-WDM伝送実験を行い、FWMによるパワーペナルティ劣化について定量的に評価したので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-05

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