キネマティツクGPSにおける初期位相決定法 : 平滑処理による高速化

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概要

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搬送波位相を利用するキネマテイックGPSでは、実時間高精度の測位を実現するために、不確定の初期位相、つまり搬送波の整数倍波長分のアンピギュイティ(ambiguity)をできる限り高速に決定する処理が要請される。これに向けて、近年、側位に必要な4個以上の余剰GPS信号を利用することで、何十秒〜数分間のデータ収集により、アンビギュイティを解明できる手法が提案され始めている。本稿では、文献[3]に示す手法にさらに位相測定ノイズに対する平滑処理を加えることで、初期位相の決定時間を数秒〜十数秒までに短縮できることを示す。
1994-09-26

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