不規則カラー動画像を用いる感性コミュニケーションの基礎研究

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概要

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近年の情報化社会の進展に伴い、より高度で多様な情報処理・伝送が求められ、情報システム全体が高機能化しつつある。その中で、情報通信すなわち人間同士または人間と機械のコミュニーヶションを考える場合、論理的な情報とともに非言語的・非論理的な情報が重要な役割を果たすことがある。人間の持つ感情や感性を大切にし、これらを含むような情報伝送技術を開発することが必要になってくるであろう。人間の感性を刺激する情報としては、視覚情報、聴覚情報等があるが、視覚情報は人間の知覚の多くを占めていることから、ここでは、画像情報を対象とする。この画像情報は人間の実世界と密接に関連していて、個人の体験や環境に支配されることがあるので、具体性を取り除いた画像を用いる必要がある。このような画像として、統計的なパラメータによって画像を生成した不規則カラー動画像を用い、感性コミュニケーションの可能性について考察する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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