文書のレイアウト構造を利用した高解像度広域画像の生成

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概要

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安価なビデオカメラを入力デバイスとして画像の入力を行う際に、文書の認識に必要な解像度(400dpi相当)と十分に広い撮像範囲を同時に実現することが難しい。これを解決する方法としては、複数枚の高解像度の部分画像をつなぎあわせるもの[l]と、広範囲を撮像した複数枚の低解像度画像を重畳し、内挿処理により解像度の改善を図るもの[2]等がある。両手法とも画像間の位置の対応を相関計算により求める処理を含んでおり、文書画像に適用する際には以下のような問題点が生じる。●データ量が多く、位置の対応を求めるための計算量が膨大となる。●周期性により位置合わせ精度の劣化が生じ易い。●背最部における位置合わせが不可能である。これらの問題を解決するために、文書内の物体の配置情報(レイアウト構造)を利用して部分画像を位置合わせしてつなぎ合わせ、さらに高精細化処理により解像度を向上させる方法を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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