手書き郵便からの宛名行検出における試行検証プロセスの導入
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概要
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郵便物から宛名を読み取る際には、郵便画像から宛名の記載書式を判定し、宛名行を検出する処理がある。行を検出するためには宛名文字サイズ、行の長さといった基本特徴量を精度良く算出することが必要となる。しかし、手書き郵便においては、宛名文字の大きさの変動、宛名行同士の接触、宛名行と文様の重畳等の問題があり、基本特徴量を算出することが困難である。そこで、これら基本特徴量を仮定して宛名行を試行的に抽出しては検証するプロセスを繰り返し、精度向上を図る手法を提案する。実験の結果、試行検証プロセスを行わない場合の宛名行抽出率78.1%に対して、本手法では90.1%となり有効性が確認された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-05-18
著者
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