ユビキタス情報インタフェースのための文字・文書メディア認識・理解(文字とドキュメントの認識・理解)

概要

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ユビキタス情報化に向けて、あらゆる端末がネットワークに常時接続されて、オンラインで様々な情報へのインタフェースとして利用される。そこでの重要な機能を提供する端末、ネットワーク、情報コンテンツは、それぞれ多様化が進む。この3つの多様化は利便性を提供するプラットフオームとなるが、逆にシステムを複雑化し非常に使いにくいものにする可能性がある。この問題を解決するために、実世界の情報とデジタル情報をつなぐ情報インタフェースを高度化し、誰もが自然に情報を活用できるユーザインタフェースを実現する必要がある。本稿では、ユビキタス情報インタフェースの入出力機能の用件について検討するとともに、文字・文書メディアに関するユビキタス情報インタフェースについて述べる。文字、文書メディアの認識・理解技術を利用することで、自然なインタフェースにより実世界の文字情報を入力して、関連するデジタル情報を簡単に選択・活用する方式が実現できた。また、出力機能の一つとして、多様なネットワークや多様な端末でも、大容量の文書画像を自然に利用する技術を実現できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-02-12