時間/数値変換LSI
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自動車の性能向上と環境保護を両立するためカーエレクトロニクスの一層の進歩が期待されている。そのためのキーデクノロジーの一つにセンシング技術があるが、高度なシステムの要求に対し従来のアナログ技術は微小電圧(微小電流)を扱うため、厳しい使用環境(高温、周辺ノイズ等)での限界がある。一方デジタル回路は扱う電圧が2値のみであり耐環境性に優れている。そこでこの特徴を生かした完全デジタル回路による新しい微小信号検出方式を考案した。信号量には時間軸を導入し、インバータの信号遅延時間を分解能として微小時間を数値化する。試作チップにより時間分解能500PS、出力13ビット(測定範囲4000ns)を達成した。本方式は小面積で実現できASICの機能回路としても有効である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-20
著者
-
服部 正
(株)デンソー 基礎研究所
-
秋田 成行
日本電装基礎研究所
-
服部 正
日本電装基礎研究所
-
秋田 成行
株式会社デンソー
-
大塚 義則
株式会社デンソー
-
渡辺 高元
日本電装基礎研究所
-
大塚 義則
日本電装基礎研究所
-
牧野 泰明
日本電装IC技術部
-
渡辺 高元
(株)デンソー 基礎研究所
-
大塚 義則
デンソー 基礎研
関連論文
- マイクロマシンの最近の動向
- カオスを応用した論理回路の組み込み自己テスト
- ブリッジ型マイクロヒータの放熱量測定
- ポリシリコン下部配線を有したSOI構造の静電容量型センサ
- ブリッジ型マイクロヒータの放熱分析
- レーザーレーダ用時間/数値変換LSIの開発
- 可変焦点レンズを用いた長焦点深度視覚機構
- 可動ゲートトランジスタ型加速度センサ
- 位相比較器と周波数可変発振器の一体化構成による高速デジタルPLL
- 3自由度ねじり振動系を使用した2次元光スキャナ
- ゲート遅延時間の電源電圧依存性を利用したA/D変換器
- 位相比較器と周波数可変発振器の一体化構成による高速デジタルPLL
- 磁気抵抗素子とデジタル回路による車輪速センサの開発
- ディジタル処理による高精度化と複数パルス測定を可能とした時間A-D変換LSI
- 高速デジタル制御発振回路
- EL素子の等価回路に関する考察
- 高精度微小時間数値化LSI
- 時間/数値変換LSI
- 金属シリサイド/Si接合系の軟X線放出分光法SXESによる深さ方向非破壊分析
- デジタル処理による高精度化と複数パルス測定を可能とした時間A-D変換LSI
- マイクロスイッチの微小接点特性
- 慣性駆動型マイクロマニピュレータの機構と駆動方法
- マイクロ波による配管内エネルギー伝送システムの開発
- 窒化シリコンによる反射防止膜
- プラズマCVD法で作製したSiN_x膜のXPSによる解析
- C-12-21 2語フェッチ機構による組込み型マイコンの高速化
- A-17-8 自動車制御用小型・高速CPU : 自動車制御用に最適な命令セットとハーバードバス結合型バス構成
- 閾値論理変換ネットワークによるバックプロパゲーション学習法の高速化
- 3自由度ねじり振動系を使用した2次元光スキャナ