名詞と形容詞における共起関係の研究 : 連想実験に基づく定量的アプローチ

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概要

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本稿では、連想実験によって構築された概念辞書を用いて、名詞と形容詞の共起関係について述べる。従来、共起関係といえば格関係による研究が多くなされているが、ここでは名詞がもつイメージとして形容詞を捉える。名詞を刺激語とした連想実験を行ない、名詞と連想された形容詞との距離を測定する。そのデータを用いてイメージ抽出の側面から共起関係について述べる。また、意味分類された形容詞がどのような種の名詞と結びつきやすいのかを考察する。その一環として形容詞を刺激語とした連想実験を行なった。特に、名詞のカテゴリーと形容詞のカテゴリーとの関係に焦点を当て、共起関係を述べる。結果として、名詞と形容詞の共起関係が定量的に明らかにされた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-03-05

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