顔画像を用いた自然言語の曖昧性の解消
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概要
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本研究では、顔画像情報が自然言語情報による状況解釈に影響する度合を測定することを目的として、顔画像と自然言語を統合して実験を行った。曖昧性を含む自然言語文と3種類の顔画像のうち一つを提示し(「幸福」、「怒り」など、「中立」)、その顔画像から類推される解釈被験者に選択してもらうシステムを作成した。このシステムを用いた被験者10人規模の実験結果から、その自然言語文における被験者解釈が顔画像によって決まることが定量的に示された。また、被験者による顔画像の表情認識の違いが実験結果に与える影響を考慮し、被験者11名による顔画像の単独評価実験を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-13
著者
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