雑音の影響を考慮した共役こう配法によるブロック適応アルゴリズムの一提案とその性能評価
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概要
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ブロック直交射影アルゴリズムは,雑音のない環境では非常に優れた収束特性を示すが,雑音が存在する場合には収束速度と収束精度を両立することは困難であった.本論文では,ブロック直交射影アルゴリズムの一実現法である共役こう配法を適用したブロック直交射影アルゴリズムの収束値の評価を行い,このアルゴリズムの繰返し回数が収束値を決める主な要因の一つとなることを示している.次に,誤差解析の結果を用い,ブロック直交射影アルゴリズムの高速性を犠牲にすることなく雑音の影響を低減するための最適な繰返し回数を導出し,共役こう配法を適用したブロック直交射響アルゴリズムに基づくブロック適応アルゴリズムを提案している.最後に,計算機シミュレーションにより,提案した手法は雑音が存在するときにも良好な収束特性を得られることを確認している.更に,ブロック直交射影アルゴリズムに比べて演算量が大幅に軽減されることを示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-25
著者
-
久保田 一
千葉工業大学工学部
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福本 昌弘
高知工科大学情報システム工学科
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辻井 重男
情報セキュリティ大学院大学
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辻井 重男
東京工業大学工学部電気電子工学科
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久保田 一
千葉工業大学
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福本 昌弘
東京工業大学工学部電気・電子工学科
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辻井 重男
東京工業大学工学部電気・電子工学科
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