逐次UD分解法によるブロック直交射影アルゴリズムに関する考察
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概要
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適応アルゴリズムは適応信号処理において重要な役割を果たしており,これまでにも各種の手法が提案されている.それらの中でも入力信号が張る部分空間への直交射影演算に基づくアルゴリズムは良く知られており,有色入力信号の場合でも,比較的高速な収束特性を示す.直交射影アルゴリズムはMoore-Penrose型一般逆行列で表されるが,Moore-Penrose型一般逆行列を直接計算するとかなりの演算が必要となる.本論文ではUD分解によりMoore-Penrose型一般逆行列を効果的に計算するアルゴリズムを提案する.これは除算回数が1回であるので,安定した特性が得られると思われる.また,本アルゴリズムの基本特性を明らかにし,本アルゴリズムの有効性を検証する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-17
著者
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