複数の PTYPE による遺伝的アルゴリズムを用いた農業耕地開発適地選定の研究
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概要
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軌道衛星に搭載されているセンサから, 抽出できるデータを再配列した画像データをもとにして, 広域にわたる地理情報がマクロに得られるようになった. そして, 農業分野の応用例として, この地理情報と既存の気象, 土壌に関する情報をもとに, 発展途上国などで広域的な農業開発適地選定が試みられている. 例えば, 稲垣・星らば農業開発の適地選定問題をモデル化し, 一つの選定法を明らかにした. しかし, これらの方法は, メッシュ区画が少ない場合に対しては有効ではあるが, 広範囲でメッシュ区画が多くなると計算量が増大し, 解けなくなる傾向にある. そこで, 最適化すべき問題が大規模であっても最適近似解が求められる手法との融合が不可欠である. この要求を満たす最適化手法の一つとして, 本研究では遺伝的アルゴリズムの適用を試みる. この農業耕地開発適地選定問題に対して, 遺伝的アルゴリズムを適用するにあたり, まず, ペナルティの手法を提案する. 続いて評価法に多少改良を加える. 更に, 表現型であるPTYPEを複数もつ遺伝的アルゴリズムを提唱し, その方法を述べる. 最後に, 事例研究として適用されている地域の, 栃木県下都賀郡を選定し, 実際に遺伝的アルゴリズムで得られた解が, 稲垣らが解いたパレット最適解と比較して誤差が許容範囲内である解であることを示す. これは, 農業耕地開発の適地選定問題に対して, 遺伝的アルゴリズムが有効であることを示唆するものである.
- 1996-03-25
著者
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