音声合成のための合成単位の基礎

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概要

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テキストを入力とし音声を出力する技術をテキストからの音声合成(Text-to-Speech ; TTS)と呼ぶ。TTSでは、任意の音声を合成するために、人間の発声した音節や音素などの単語よりも短い音声を用意し、これらをつなぎあわて音声を生成する。このつなぎあわせる基になるものが、「音声合成単位」であり、合成音声の明瞭性と肉声らしさに貢献している。本稿では、音声合成単位に関する問題を整理し、これまでの研究の流れを概観すると共に、具体例として、ヒューリスティックに基づく音声合成単位、COC方式、閉ループ学習に基づく音声合成単位作成法、コーパスベース音声合成における音声合成単位選択法、マルチフォーム・ユニット法を紹介する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-19

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