日本人英語音声に対する米国語聴取者による誤認識の予測(聴覚,音声,言語とその障害)

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概要

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幅広い英語習熟度をカバーしている日本人読み上げ音声DB中から、習熟度、文長、言語的複雑さに関するバランスを考慮した上で音声試料を選定し、米国人に聴取、書き取らせるという実験を行なった。得られた書き取り結果を用いて、どのような発音エラー(の組み合わせ)が母語話者の誤認識、誤理解を誘発するのかについて分析を行なった。即ち、音声・言語処理技術を用いて各種の分節的、韻律的、言語的パラメータを抽出し、これらのパラメータを説明変数として単語単位の書取り率をCART法を用いて予測した。と同時に、日本人英語教師による書取り率予測も行ない、本タスクの困難さについても検討した。自動予測実験の結果、予測に最も寄与するパラメータとして(上位三位まで)、強勢シラブルの規則性、言語的容易さ、音素生成の適切さ、が得られた。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2003-03-20

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