摩擦伝動における電流供給
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概要
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2つの円筒を互いに押し付け、一方を回転させれば他方も回転する。このような摩擦伝動は動力伝達と正確な回転変位の伝達との双方で用いられる。ここでは、後者について通常無視されている回転変位の誤差に着目した実験を行った。本実験では、摩擦伝動面を通して電流を流し、その電流の値が伝動差に与える影響を求めることを目的とする。今回の実験結果では大電流を供給した場合にだけ僅かに限界接線力が大きくなるという影響が見られたが、表面の粗面化という現象によって結果が左右されることが問題となった。限界接線力付近の小さい範囲において電流の効果は明瞭に見られるものの定量化にま至っていない。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-21
著者
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