電気接点の接触 : 集中抵抗の一近似法を中心として
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概要
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電気接点の集中抵抗は電流が微小面積に集中するために生ずる接触抵抗であり, 接触面の形が楕円の場合には解析的に求めることができる.しかし, 任意の接触面形状に関しては, 解析的な解は得られないのでアナロジカルな実験によって求めている.本論文では集中抵抗の一般的特性を述べるとともに, それを満たし, かつ, 任意の接触面形状に適用できる近似表示を提示する.それは, 断面n次モーメントを利用する方法で, 数多くの実験結果を用いて試みられたものである.また, 多点接触のみを対象とする従来の近似手法と, 任意接触面形状の一環として多点接触をも含むとする本論文の近似表示との発想の違いについても明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-08-25
著者
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