リレー搭載の閉成責務動作電気接点での転移突起(フェロー受賞記念講演)
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概要
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小型リレーに3.6mmφ電気接点対を搭載し、直流14V〜42V-4A〜20Aの抵抗性回路内で閉成責務動作をさせた際にできた転移突起をディジタル撮影した。Ag/SnO_2接点やAg/CdO接点やAgNi接点においては陰極面に突起ができた。その原因として、跳ね返り期間中のアーク放電が短間隙放電であり、アーク電流の中の電子流が高エネルギーを持って陽極面に突入するため陽極足から飛散量・蒸発量が多く、陰極面に転移突起ができると考える。それに対して、Pd接点においては陽極面に突起ができ、陰極面は凹凸損傷面であることに対して、跳ね返り時にアーク放電が遮断される場合が多かったので、跳ね返り中のアーク転移の方向が逆転するアーク長が他の材料よりも短いと考えた。
- 2003-12-12
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