周波数依存特性をもつ伝送線路を含む非線形回路の定常解析

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概要

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周波数依存特性をもつ伝送線路を含む非線形回路に周期的な入力を加えた場合の定常状態の解析方法を提案する。周波数に依存して特性が変化する伝送線路を含む場合、これを周波数領域で解析する必要がある。一方、非線形回路は非線形性が強い場合、時間領域で解析するのが効率的である。このため、従来の定常解析方法ではこうした回路の解析が困難である。提案する方法では伝送線路の周波数特性を逆フ-リエ変換することによりインパルス応答をもとめ、周期的なたたみこみ積分をつかい非線形方程式をたてる。非線形方程式は緩和反復法を用いて解く。提案方法では任意の入力、任意の周波数特性をもつ伝送線路についても解析が可能である。
1994-03-25

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