海馬アストロサイトにおけるIP_3Rを介したCa^<2+>応答の非線形現象
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概要
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アストロサイト(AS)は神経と共に脳内情報処理に関与する細胞である。ASにおけグルタミン酸(Glu)誘導Ca^<2+>濃度振動現象は以前から議論されている。その発生メカニズムは未だに良くわかっていない。本研究では、私たちが提案したASCa^<2+>濃度振動モデルの性質を調べた。結果Glu刺激によるCa^<2+>振動の生成と消滅、周期的なGlu刺激に対する引き込み、概周期応答が観察された。 ASにおけるIP_3Rを介したCa^<2+>応答の非線形性について議論する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-11-15
著者
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夏目 季代久
九州工業大学大学院生命体工学
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後藤 勲
九州工業大学大学院 生命体工学研究科
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夏目 季代久
九州工業大学大学院生命体工学研究科脳情報専攻
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後藤 勲
九州工業大学大学院生命体工学研究科
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夏目 季代久
九州工業大学 情報工学部
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