ガーバーフィルタを用いた手書き文字認識

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
ガーバーフィルタは、人間の視覚処理をモデル化したフィルターであり、これまでも多方面の画像処理に利用されてきた。しかし、ガーバーフィルタの計算は多量の演算コストが必要であり、時間が必要であるという問題があった。近年、ガーバーフィルタをセルラーニューラルネットワーク(CNN)で実現できる方法が提案された。これにより、将来、ガーバーフィルターを高速に計算できる可能性がある。本発表では、これらの背景を基に、入力された手書き文字のエッジの方向をガーバーフィルタを用いて検出し、それを画面全体で加えることにより特徴を作成して、文字の認識を行う方法を提案する。文字の特徴は画面全体で加えるため、文字の位置や大きさ、太さに影響しない。また、ガーバーフィルタによるエッジの検出も前処理が必要ないため、前処理が必要ない文字認識システムを構築できる可能性が生まれる。
2002-12-13

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク