恒温動物の体温調節性熱産生システムの工学的検討
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概要
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恒温動物の体温調節性熱産生システムを解析するために生理学実験を行い、その結果に基づいてモデルの作成・検討を行った。ラットの体温調節性熱産生系であるふるえと褐色脂肪組織による非ふるえ熱産生の調節系を検討したところ、両者は、おのおの後視床下部・腹内側核による緊張性促進信号を、体温調節の最上位中枢である視索前野の温度情報が抑制する独立の神経回路を持っていた。視索前野の温度がある閾値温を越えた時、その抑制が開始された。これの数式モデルを作成・検討したところ、寒冷負荷に対する応答は現実の寒冷負荷に対する反応をよくシミュレートしていた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-10-13
著者
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赤澤 堅造
神戸大学工学部情報知能工学科
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赤澤 堅造
大阪学院大学
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細野 剛良
国立循環器病センター
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細野 剛良
大阪大学医学部第二生理学教室
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彼末 一之
大阪大学医学部保健学科基礎生体情報学講座
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赤澤 堅造
大阪工業大学 工学部
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彼末 一之
大阪大学医学部保健学科基礎生体学情報講座
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赤澤 堅造
神戸大学工学部
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彼末 一之
大阪大学医学部・第二生理
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細野 剛良
大阪大学医学部保健学科
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