CRTディスプレイを用いた光刺激システムおよび網膜研究への適用
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概要
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Cajal(1911)以降の研究により、網膜の神経回路網における情報処理の大略は明らかにされた。現在は、網膜神経回路網で生じる各種の応答と視覚機能を結びつける研究が行なわれている。しかしながら網膜研究では、光源にハロゲン等を用い、光路に各種のフィルタ、パターン駆動装置を置いた光刺激装置が用いられている。このような装置では、多様な光パターンを網膜に照射することは困難である。そこで今回、計算機のCRTディスプレイから構成される光刺激装置を製作したので報告する。本装置では、CRT上に生成したパターンを、レンズで網膜に結像する。光パターンの形状、強度、照射時間などほとんど全てのパラメータはプログラムで実行される。本装置により、各種の光パターンを網膜に容易に照射することが可能になった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-29
著者
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