網膜双極細胞の形態と中心受容野特性との関連 : コンパートメントモデル
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概要
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網膜双極細胞の形態と機能(中心受容野)との関連を、視細胞-双極細胞の神経回路網をモデル化し、計算機シミュレーション実験により調べた。その結果、以下の点が明らかになった。1)双極細胞同士はギャップ結合を介して電気的に結合するが、樹状突起でのギャップ結合のコンダクタンスが増大しても、受容野の拡大は本モデルでは空間定数=120μm程度で飽和する。2)軸策終末で受容野応答を記録した場合、軸策終末間での電気的結合のコンダクタンスが大きくなるにしたがい受容野は拡大するが、細胞体および樹状突起で記録したときは、コンダクタンスの受容野への影響は減少する。3)細胞体から視細胞側への主突起が太い場合は、受容野は縮小する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-19
著者
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