網膜杆体系ON型エッジ検出神経細胞の中心受容野特性
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概要
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種々の光環境下における網膜エッジ検出細胞の適応性を調べる基礎的研究を行った. 具体的には杆体系ON型双極細胞の中心受容野特性を調べた. 中心野特性のみを調べるため, 小さなスリット光(網膜面上での大きさ:0.05・0.2mm)をCRTディスプレイ上に表示し, 網膜面上を走査した. また, 双極細胞の周辺受容野を形成する杆体系水平細胞の受容野特性についても調べた. その結果, 以下のことがわかった. (1)杆体系ON型双極細, 杆体系水平細胞共にスリット光で生じた応答振幅に依存して受容野が広がる. 但し, 双極細胞での受容野の拡大(空間長さ定数λ: 0.0279〜0.0623mm)は水平細胞の拡大(λ: 0.236〜1.5962mm)よりもはるかに小さい. (2)背景光照射により, 杆体系ON型双極細胞の中心野は大きくなる
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-18
著者
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