眼と手の間のプリズム適応状態における足のリーチング動作について
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概要
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我々は空間上の視覚目標へ開ループで正確にリーチングできるが、これは対象物の位置が脳内に表現され記憶されているためである。臨床的な見地およびシステム構築上の考察から、空間位置の地図(内部表現)は視覚系と手動作系で独立していると考えられる。我々はこの考えに基づき、眼と手の間のプリズム適応状態において、手の位置へのゲイズサッケードを調べたところ、我々の考えを支持する結果が得られた。また、この状態で足のリーチング動作を調べたところ、視覚目標へのリーチングでは影響を受け、手の位置へのリーチングでは変化がなかった。このことから、手と足は同じ位置の内部表現を共有すると考えられる。
- 1995-07-22
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