視覚目標と記憶された目標に対するゲイズサッカード時のVORゲインについて
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概要
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視覚目標(VT)に対するサッカードと記憶された目標(MT)に対するサッカードの指令はそれぞれ異なる機構により生成されると考えられている。また、これまでの研究からVTに対するゲイズサッカード中にはVORゲインが低下することが分かってきた。本研究では、VORゲイン低下の機構を明らかにするために、VTとMTに対するゲイズサッカード中のVORゲインについて調べた。その結果、MTの場合でもVORゲインの低下が見られ、振幅60度の時、被験者4名のVORゲインの平均値は0.62であった。今回の実験では、VTとMTに対するサッカード時のVORゲインの低下の程度に違いがあるかどうかについては明確な結論は得られなかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-16
著者
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