一次視覚野のチャネルの賦活効果を数式で予測できるか? : 視覚誘発電位に対する他の組み合わせと輝度差の影響
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概要
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視覚誘発電位(VEP)に対する色の組み合わせと輝度差の影響から一次視覚野のチャネルの賦活効果を検討した。健常若年者と成人に黒-白と色フリツカー刺激(青-黄,青-緑,青-赤,緑-赤)を呈示して後頭部よりVEPを記録した。フーリエ分析で主成分の時間周波数特性を求め,各チャネルの賦活効果の予測式を算出した。VEPは若年者で大きく9Hzと18Hzにピークを認めた。9Hzピークは黒-白,青-黄,青-緑刺激で振幅が高く,18Hzピークは黒-白,青-緑刺激で高かった。輝度差青-,緑-刺激では二峰性ピークが不明瞭化した。色の組み合わせと輝度差に対するV1の反応特性は加齢の影響を受け,9Hzピークの振幅は賦活された網膜錐体細胞とV1の輝度と色の促進,拮抗作用から算出したチャネル賦活率の総和で,18HzピークはV1の色チャネル賦活率で予測できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-17
著者
-
後藤 純信
九州大学大学院医学系研究科脳神経外科学臨床神経生理学
-
飛松 省三
九州大学大学院脳神経病研究施設臨床神経生理
-
谷脇 孝恭
九州大学大学院医学研究院脳研病理
-
山崎 貴男
九州大学大学院医学系研究科脳研神経内科
-
後藤 純信
国際医療福祉大学 大学院作業療法学分野
-
飛松 省三
九州大学大学院
-
山崎 貴男
九州大学 大学院 医学研究院 精神病態医学
-
谷脇 孝恭
九州大学大学院医学研究院脳研臨床神経生理
-
谷脇 孝恭
九州大学大学院医学系脳研神経内科
-
飛松 省三
九州大学大学院医学研究院臨床神経生理
-
後藤 純信
国際医療福祉大学福岡リハビリテーション学部
-
山崎 貴男
九州大学大学院医学研究院臨床神経生理
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