擬似頭の耳介、外耳道の影響について

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概要

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本報告では擬似頭のHRTFについて耳介、外耳道がどのように貢献するかを検討するため、耳介の有り無しの状態でHRTFを実測した。また、耳介を削ぎ落とした状態で外耳道の入口を閉塞して実測を行った。その結果、耳介は1kHz以上で集音効果があり、例えば、耳正面からの入射では6kHz程度で10dBの上昇が見られた。一方、外耳道の周波数特性は低域では-5〜-10dBで、2〜4kHzで山となり、それ以上ではまた低減する特性が見られた。さらに外耳道を閉塞した実測値について2球モデルで数値解析と比較している。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-03-23

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