ニューラルネットワークを用いた放送音量の自動調整システムの検討
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概要
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本報告ではニューラルネットワークを用いて変動騒音下で人が聞きやすいと感じる放送レベル(最適聴取レベル)を調査し、これを予測するモデルの構築を試みた。まず、5名の披験者に対して定常騒音における最適聴取レベルを調査し、それを基にニューラルネットワークの構築を行った。次に、変動騒音を4つのオクターブバンドに分解し、時間的な重み関数を畳み込むことにより感覚的な変動騒音を求め、それをニューラルネットワークに入力し最適な放送レベルの予測値を求めた。試聴実験により予測した放送音声の有効性を調査したところ聴覚フイルタ、ニューラルネットワークを用いた予測モデルの有効性をある程度示すことができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-21
著者
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