整数DCTにおける乗算器係数の最適語長配分法

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概要

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可逆/非可逆・統合符号化の一手法としてリフティング構成されたInteger DCT(Int-DCT)が近年盛んに研究されている。しかし、演算負荷の軽減を目的とした乗算係数値の短語長化については、Int-DCTに関してはあまり報告されていない。これに対し我々は、Int-DCT内の乗算器係数値の短語長化による画質の劣化度合いとして「画質係数感度」を定義し、実験的な手法により各乗算係数値への語長配分法を提案した。しかし、先回の報告では画質係数感度は実験的に導出されたのもであり、加法性・白色性といった誤差の性質や、入力信号への依存性などがどのように影響を及ぼすかといった、様々なメカニズムの解明には至っていない。そこで本報告では、乗算係数値の短語長化による誤差の、Int-DCTの内部における伝播の様子を解析することで、「画質係数感度」を理論的に導出する。また、理論的な導出結果について実験値との比較を行うことで,その精度についても評価する。
2003-01-09

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