2チャネル線形予測の最適化とその可逆/非可逆符号化への応用

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概要

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内挿外挿予測は, 外挿予測に予測効率の高い内挿予測を組み込んだ2チャネルの線形予測であり, 画像符号化における効果が知られている。本論文では, この内挿外挿予測が外挿予測を伴う非分離型2次元フィルタバンクとしてとらえられることを示す。また, 従来法ではフィルタのタップ数および係数値が固定されているため, 任意の入力画像に対して必ずしも最適な符号化が行われるとは限らない。そこで本論文では, 完全再構成条件のもとでタップ数および係数値に選択の自由を与え, 符号化利得が最大となるように係数値を決定する。これにより, 少ないパラメータのもとで任意の入力画像に対して最適な符号化が可能となる。更に, 非可逆から可逆へと遷移できる可逆/非可逆符号化への拡張方法を示す。標準画像を用いた実験の結果, 提案法による改善効果が確認された。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-01-25

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