高度INの分散処理におけるデータ配置による負荷の偏り

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概要

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複数のプロセッサモジュールにカスタマごとのデータを分散配置した高度INシステムを対象に, カスタマごとのデータへのトラヒック量のばらつきを表現する方法を提案し, それを用いてプロセッサモジュール間の負荷の偏りの評価方法や上限値の推定方法を明らかにした. この方法を用いて, トラヒック量のばらつきが数千から数万倍と大きい, 番号変換情報やスクリーニング情報等からなるカスタマデータを無作為に各プロセッサモジュールに配置した場合でも, 現状のプロセッサ性能, トランザクションのダイナミックステップ数等から負荷の偏りが1〜2割程度におさえられることを示した. また, この偏りに対しては, 通常の分散処理で発生するディレクトリ検索処理等, カスタマデータと独立に実行可能な処理を組合わせることにより, 負荷の動的な平準化が可能であることを示した.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-02-25

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