物理モデルに基づく画像処理による3D速度場推定
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概要
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従来のオプティカルフロー法(OFM)は2次元画像平面での見かけの速度場推定を行っている.流体の隠れ部分まで推定する3D OFMはこれまでなされていないばかりでなく, 従来法では不可能だった.我々は表面流と流路の先見知識を用い, 流体の物理モデルに基づく手法の提案を行った.しかしながら流体方程式はカオス性が強く, 表面流の実画像から3次元速度場を推定する時, その推定誤差の累積のため計算が不安定になり解が求まらなかった.本報告では, カラービデオにおいて録画像のみの使用, 表面流推定のための2D物理モデルの適用, 流体方程式の数値解安定化で知られるクーラン数の考え方の導入等により3D速度場が求まることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-12-08
著者
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