パターン認識理論に基づく辞書の作成と評価に関する研究

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概要

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本研究は、「パターン認識理論」(飯島)に基づいた手書き数字の識別における辞書の作成と評価を行なったものである。観測画像として、二階微分画像「図源」を用いる。評価尺度としては、同一カテゴリに属するパターン集合の分散の度合を示す「自己集中度」、及び異種カテゴリ間のパターン集合の類似の度合を示す「集合間類似度」を用いる。文字の変形の中で「移動」(位置ずれ)を取り上げ、パターンの出現確率密度分布を正規分布として辞書を作成する問題を考えた場合、その分布を正規分布と等価な二項分布で置換えることにより、辞書作成に要するデータの削減法の可能性について検討した。本研究は、少ないサンプルを用いて、より合理的な辞書を作成する方策を確立するための一基盤となるべく、数理モデルについて解析することを目的としている。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-13

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