画像処理による交通流監視方法の研究

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概要

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道路俯瞰画像の処理による交通流監視方法を提案する。これは歩道橋程度すなわち6〜7mの高さにITVカメラを設置し、その俯瞰映像を画像処理して行う。画像処理では、濃淡パターンマッチングでカメラ近傍から遠方200m程度まで1台ずつ車両を追跡し、通過台数、車両速度、渋滞の有無、停止低速車両の有無を計測判定する。本方法は、従来の背景差分二値化法と異なり、車両の存在しない道路画像である背景画像と、その更新処理が不用である。また、本方法はなるべく二値化せずに濃淡画像のままで処理しているため、しきい値などの調整パラメータが少なく、そのため調整し易い。実験は片側2車線の国道の映像を、DOS/Vパソコンと、ISAバスを備える画像処理装置で処理した。本論では画像処理アルゴリズムと実験結果を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-05-15

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