表情による感情メッセージの伝達
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概要
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二人ずつの被験者がそれぞれ送り手と受け手になって表情による感情伝達課題を行い、その遂行成績を分析した。被験者は、友人同士の既知ペア9組、未知人物同士のペア9組であった。送り手は喜び、悲しみ、驚き、嫌悪、恐怖、怒り、困惑の7つの感情のそれぞれに短い状況説明文のついたメッセージを読み(14項目)、そのときの感情を表情でビデオカメラに向かって表出し、受け手はテレビモニターに映る表情を見て、メッセージリストの中からどの項目であるかを判断した。課題成績を分析したところ、喜びと驚きの感情は正しく伝達されやすく、悲しみと恐怖は誤判断が多かった。既知・未知ペア間の差はほとんどなかった。
- 1999-01-18
著者
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