補助スイッチを持つ直列共振形コンバータにおける効率改善のための制御について

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概要

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補助スイッチを持つ直列共振形DC-DCコンバータは,スイッチング周波数の低下を補助スイッチにより抑制するため,負荷の比較的広い範囲に渡って良好な出力電圧安定化特性が得られるという特徴を持っている。しかし,補助スイッチを動作させて循環電流を流すことによりスイッチング周波数の低下の抑制を行うため,循環電流が流れる軽負荷時において,電力効率が低下するという問題が存在する。本稿では,まず,補助スイッチを持つ直列共振形コンバータの動作状態および動作モードを明らかにする。次に,回路損失を考慮した比較的厳密な特性解析を行い,電力効率について検討する。その結果をもとに,軽負荷時における電力効率の改善を図るために,制御方式および制御回路の回路パラメータについて述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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