火災検知のための高速多重動画像処理システムについて

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概要

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画像処理技術を用いて火災を検知する場合, CCDカメラで煙を軌跡として検出する処理と赤外線カメラで炎を熱として検出する処理が有効であると思われる。前者の場合, 煙には動きがあるため画像フレーム間の差分画像をとり, その差分画像を累積することにより検出する。後者の場合, 炎はほとんど動かないため, 車輌等の移動する熱源と区別するため, 画像フレームを累積し抽出する。一方, このようなシステムでは, 複数の箇所を同時に監視し, 情報を抽出する必要がある。本稿では, 複数の動画像入力に適した火災検知のための高速多重動画像処理システムを提案し, 汎用の画像処理装置を用いた場合との比較検討を行ったので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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