力率・歪率改善のための復元回路方式電圧共振形インバータの特性について

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概要

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近年,高周波インバータを用いた蛍光ランプの電子安定器は小形・軽量,高効率で,しかも発光効率が高く,ちらつきを防止できるという特徴を持ち広く使用されている。この電子安定器においてはIEC(国際電気標準会議)555規格のクラスCを満足するために,入力の力率に関して高い性能が要求されている。この電子安定器における高力率と低歪率を実現するためには通常,アクティブフィルタが用いられているが,この方式では,アクティブフィルタとして用いるコンバータとインバータが縦続接続されるため回路構成が複雑で,形状が大きく,さらに電力効率が低い等の問題が存在する。著者らは先に簡単回路構成で高力率,低歪率が実現できる完全平滑形複合回路方式電圧共振形インバータを提供した。しかし,この回路の動作特性と回路パラメータの関係は十分には明らかにされていないようである。本稿では,複合回路方式電圧共振インバータの動作特性と回路のパラメータの関係について検討したので報告する。
1995-03-27

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