入力電流歪率改善のための制御を施した電圧共振形インバータの動作特性

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概要

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近年,照明用蛍光ランプの電子安定器として,高周波インバータが広く用いられている。筆者らは先に電子安定器における入力電流の高調波歪を抑制するための回路方式として複合回路方式電圧共振形インバータを提案した。この回路では,アクティブフィルタ部とインバータ部の主スイッチが兼用され,回路の小形・軽量化が図られている。本論文では,複合回路方式電圧共振形インバータの新しい制御方式を用いて,入力電圧が±15%変化した場合および負荷が±30%変化した場合の動作特性について述べる。その結果,定格時だけでなく入力電圧および負荷が変化した場合でも,提案した制御方式によれば高い入力力率,低い入力電流歪率,低い波高率および主スイッチの電圧ストレスの抑制が実現できることが分かった。また,その場合の回路の動作メカニズムおよび設計指針を明らかにした。
1996-07-26

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