画像の可変分割機能を持つ高速カラー画像識別システム : 魚種識別への応用

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概要

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近年,画像処理の高速化を図るために複数個のプロセッサを用いて画面の領域分割処理を行う方式が注目されている。従来の分割方式では通常プロセッサは画面の中の画一的に分割された領域に割り振られているため実質的な処理効率が上がらず,画像処理の高速化に限界が生じている。本論文では,処理対象あるいは処理内容に応じて各プロセッサに割り当てられた処理領域の大きさ,位置,数を柔軟に変化させ,各プロセッサの処理効率を高めるようにした高速カラー画像識別システムの構築とその魚種識別への応用について述べる。また,形状特徴およびテクスチャ解析による色特徴抽出を用いた魚種の高速識別アルゴリズムを提案した。実験の結果,ヒストグラムおよび共起行列によるテクスチャ解析の手法が魚種の識別に有効なことおよび1尾当たり250msec.以下の高速で良好に識別できることを確認した。
1994-07-26

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