ブロック暗号方式MISTYのPseudorandomnessについての補足
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
松井らによっで提案されたブロック暗号MISTYについて、MISTYの構造を3段繰り返しただけでは Luby-Rackoff 流の理論的安全性をもたないという桜井らの結果[3]に対し、本報告者はMISTYの構造を4段繰り返すことにより Luby-Rackoff 流の理論的安全性を示すための Main Lemma の証明を行った[5]。この Main Lemmaから4段 MISTY の Pseudorandomness が Luby-Rackoff の3段 DES の Pseudorandomness の証明[1]の全くのアナロジーで容易に示される。しかし Maurer によれば Luby-Rackoff の議論にはやや間題があり、Locally Random Function Generator (LRFG)の概念を用いることにより単純化かつ一般化が可能であリ、さらに3段 DES についてその LRFG 性を評価している[4]。本稿では Maurer 流の議論に基づいてブロック暗号方式 MISTY の Pseudorandomness についての評価を行う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
関連論文
- SPN構造をもつブロック暗号の最大平均差分確率について
- SPN構造をもつブロック暗号の安全性について
- SPN構造を持つブロック暗号の疑似乱数性について
- ブロック暗号MISTY1, 2の高階差分解読について
- ブロック暗号MISTYの疑似乱数性と高階差分解読について
- ブロック暗号MISTYの疑似乱数性と高階差分解読について
- ブロック暗号MISTYの疑似乱数性と高階差分解読について
- ブロック暗号MISTYの疑似乱数性と高階差分解読法
- ブロック暗号方式MISTYのSboxの疑似乱数性について
- ブロック暗号MISTY1の疑似乱数性について
- 再帰構造を持つブロック暗号の疑似乱数性について
- ブロック暗号方式MISTYのPseudorandomnessについての補足
- 暗号/認証用非線形関数の非線形性評価
- ブロック暗号MISTYの疑似乱数性について
- 疑似乱数生成器の安全性評価法
- ブロック暗号の非線形性評価法
- 線形解読法の拡張について
- Bent関数を応用したブロック暗号
- Bent関数を用いた暗号/認証用疑似乱数生成法
- Bent関数を応用した暗号/認証用疑似乱数生成法