複数人の視線一致を可能にするテレビ会議システム(MPEC)

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概要

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臨場感を伴う高度な画像通信会議システムの実現には,会議出席者間の視線一致が不可欠な要素であると考えられる。視線が一致しているか否かは、相手の意図を感じるための重要な要素であり、円滑なコミュニケーションに必修である。現在、視線一致の実現方法としては液晶ディスプレイやプロジェクタ等の利用による様々な方法が提案されているが、その多くは1対1に留まっており、一ケ所に複数人が参加する時、出席者全員の視線一致が同時に支援できないという問題があった。本稿では複数人の視線一致のための手法を提案し、プロトタイプによる実験例を示す。本手法では、ハーフミラーとカメラの物理的な配置を工夫することで、実際の会議と同様な視線一致を実現でき、他者の視線や顔の向きにより会話相手を特定したり、相手の意図を知る手掛かりとすることができる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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