蓄積時間を可変とする動き適応イメージセンサの検討

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概要

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センサに信号処理機能を含めることで、センサの高機能化を図ることが期待される。本稿では、動きに適応して画素毎に蓄積時間を変えるイメージセンサの提案とその基礎的な評価を行う。動きに蓄積時間を適応させることで、動き領域では高速な撮像を行い、静止領域ではより長い蓄積時間で背景雑音を抑圧する撮像が可能である。筆者らは、高レート化に伴う信号読みだしにおけるボトルネックの解決を目的とし、条件付き画素補充方式(Conditional Replenishment,以下CR)による動画像圧縮イメージセンサの検討を進めている。CR方式の実装にあたっては、各画素毎に動きの有/無を制定する回路を設け、動きの有る画素のみを出力している。CR方式に基づく方式と比較して、提案方式は蓄積時間制御のための回路を付加すれば良い。圧縮の観点からは、静止領域において時間的な平滑化を導入している分、提案方式の方が優れることが期待される。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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