格子投影による三次元計測の高精度化
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概要
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観測物体に格子を投影したときの画像で,格子と直交方向の走査線に注目すると,走査線に沿って周期的に明るさが変化する空間波が観測される.この空間波に対して,格子1ピッチ以内での変化を計測する方法として,フーリエ変換法や位相シフト法などの方法が考えられている.しかし前者は,画像全体の情報を利用するため格子の局所的変化に弱い.また後者は,正確な正弦波を必要とする方法であり,干渉縞を用いるため装置が複雑になる.本研究では,比較的簡単な装置から発生した格子投影を用いても,高精度に三次元計測を行うことができる方法を提案する.まず,滑らかに変化する面の計測を仮定し,局所的なフーリエ変換を利用して三次元計測を行う方法について述べる.次に,エッジが存在する測定対象を仮定して,最小二乗法を使用し,エッジ部分の推定を行ってエッジ付近の計測精度を高くする方法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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