超小型高効率GaAsパワーアンプ
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概要
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近年、携帯電話の普及が急速に伸び、端末の開発が進んで、大きさが100ccを切るサイズになってきた。その上、送話時間も100分を越えるようになり、使用部品に対して、小型、低電圧かつ低消費電力動作が要求されている。特に、携帯電話の消費電流の約半分をしめる送信用パワーアンプは、その低消費電力化の要求が最も大きい。現在、普及の中心は、デジタル携帯電話に移っているので、このパワーアンプには、さらに低歪特性が要求されている。デジタル携帯電話用パワーアンプの電源電圧と大きさの変遷を図1に示す。この図が示す様に、電源電圧は1セル1.2Vの電池に対して、6.0Vから4.8V、3.6Vと低電圧化されている。しかしながら、一方で高効率化が進み、50%近くまで高効率が実現されている。また、パワーアンプの大きさは、携帯電話の小型化にともないますます小型化され、従来の半分の大きさの0.2ccのパワーアンプが実現されている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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牧岡 敏史
松下電子工業(株)半導体社半導体デバイス研究センター
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古川 秀利
松下電子工業株式会社電子総合研究所
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古川 秀利
松下電子工業(株) 半導体デバイス研究センター
-
牧岡 敏史
松下電子工業(株) 電子総合研究所
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立岡 一樹
松下電子工業電子総合研究所
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金澤 邦彦
松下電子工業(株)電子総合研究所第2研究部
-
榎本 真吾
松下電子工業(株) 電子総合研究所
-
吉川 則之
松下電子工業(株) 電子総合研究所
-
立岡 一樹
松下電子工業(株) 電子総合研究所 第二研究部
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