筋肉のHodgkin-Huxley方程式の2パラメータ分岐とイオンチャネル疾患

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概要

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神経から活動電位が一つくると、通常の筋細胞膜では一回のみの活動電位が生じ、筋緊張症の筋では連続発火が生じる。また、四肢麻痺の筋では静止膜電位の脱分極化が生じており、通常の刺激では活動電位が生じない。これらの疾患は、古くは電気生理的に、近年では遺伝子レベルで、筋細胞膜のイオンチャネルの異常がわかり、イオンチャネル疾患と呼ばれるようになってきている。しかし、チャネルのどのような機能異常が筋緊張・弛緩麻痺を引起すかは未だ明らかではない。そこで膜の函気活動のモデル式として実際の現象と定性的によく対応することが知られているHodgkin-Huxley型の方程式を用いて分岐解析を行っている。今回、余次元2までの分岐現象で興味深い結果が得られたので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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