周波数選択型水晶発振回路の負性抵抗解析

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概要

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SPICE等の汎用回路シミュレータは,ICをはじめ様々な電子回路設計に利用されている.最近では,水晶発振回路設計への応用も試みられているが,これらのシミュレータは,多くの繰り返し計算を行わなければ発振回路能動側に要求される性能および規格を満足する素子値を正確に決定できない欠点を有している.一方,都築らによる代数解析法は,近似を必要とし設計精度を犠牲にするが,計算が早く種々の角度から回路設計を行える利点を持つ.本論文では,この手法を周波数選択形トランジスタコルピッツ水晶発振回路解析に応用する.また,この方法により得られた結果とSPICEシミュレーションの比較から本法の有効性が明らかにされる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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