Level-set 法と Active Contours の計算原理に基づく視覚モデル
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概要
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物体検出を行なう視覚モデルを提案する.提案する視覚モデルの計算原理として動的輪郭法とレベルセット法が用いられる.物体検出を行なう視覚モデルは佐藤によって既に提案されているが(信学技報, Vol. HIP2004-63 (2004)), (i) 結果を得るまでの計算時間が長く, (ii) 大きな画像に対してはノイズへの耐性が低いという問題点があった。そこで, 佐藤の視覚モデルにおける計算時間の短縮とノイズへの耐性を向上させるために, スケールで一般化された微分演算子を導入することで問題の解決を試みる.数値実験により, 上記の問題点が改善されることがわかった.さらに, 提案モデルに視覚的注意の効果を導入することで, 図地知覚と視覚的注意の関係を定性的に説明できることを数値実験により示す.
- 2005-03-23
著者
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