海馬の三次元神経回路モデル
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概要
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記憶の重要な役割を持つ海馬において、その神経回路の形態学的構造と生理学的知見を検討した。その結果、海馬神経回路の情報処理的意味を明らかにし、連想記憶を学習するための三次元神経回路のモデルを提案する。海馬の神経回路は平面的な回路構成の層状の積み重ね構造に加え、三次元的な構造をすることにより、複雑な連想記憶を可能とする機能が効果的に形成できることを示した。また、海馬内で神経結合が変化しても、CA1や海馬台への入力信号経路により、海馬傍回や大脳皮質の神経回路と関連づけ、情報を皮質に帰還出来ることを示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-24
著者
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